"期待"にこたえた日本郵政 !?
今年は年賀状の配達が順調らしい。昨年は配達遅れなどのトラブルが全国で約4700万通にも達したが、今年は昨年を上回る年賀状が元日に配達されたという。昨年10月の郵政民営化で誕生した「日本郵政」にとってメンツをかけた初の大事業である年賀状配達。
大きく改善された理由はドコに!?
郵便の取り扱いについて定めた「内国郵便約款」によると、年賀状は、12月28日までに引き受けたものは元日の最先便から配達すると決められている。ところが日本郵政公社だった昨年は、28日までに受け付けながら元日に届けられなかった年賀状が全国で約700万通にも上った。さらに元日に受け付けた約1億5000万通のうち約4000万通が4日までに届かず、全国で苦情が殺到した。
民営化した日本郵政では昨年の遅配の原因は年末押し迫ってから投函(とうかん)が集中した「遅出し」にあると分析。西川善文社長も教訓をもとに昨年11月の記者会見では、08年の年賀状は「民営化の成否を決する重要な試金石」「今年(07年)の轍(てつ)は絶対に踏まない」と強い決意を表明し、「確実に元日に届けるには25日までに」と、早期投函を呼びかけた。
日本郵政グループの中で郵便業務を担当する郵便事業会社(日本郵便)の正社員約9万9700人に加え、アルバイトを前年より多い約19万8800人雇い、郵便番号を読み取る区分機も全国で104台増やして1355台に。
その結果、全国で元日に配達された年賀状は前年比6.5%増の20億3300万通で、8年ぶりに増加。1日朝の配達出発式で西川社長は「一通でも多く元旦に届けるべく、万全の態勢で準備した。多くの年賀状を届けることができて大きな喜びを感じている」と胸をなでおろした。増田寛也総務相も「国民の期待に応えられた」とほっとした様子。とりあえずは出足快調という自己評価のようだ。
昨年は投函が12月28日から30日にかけて増える遅出し傾向が強かったが、今年はピークが25〜26日と前倒しになったことが功を奏したらしい。
◇発行枚数も4年ぶりに前年上回る
年賀状の発行枚数も増えた。ここ数年は電子メールの普及などで減少傾向だったが、08年の年賀状は4年ぶりに前年を上回る約40億2104万枚(前年比5.8%増)を発行。
また広告費には前年の倍以上の約80億円を投入。「年賀状は、贈り物だと思う。」をキャッチフレーズに、人気俳優の二宮和也さんらをCMに起用し、配達の際には女優の吉永小百合さんの手書きの文面が入ったチラシを添えるなどの配慮も。
さらに、三が日が過ぎてからもキャンペーンは続いている。昨年は14日だったお年玉の抽選日を今年は27日に先送りし、年賀状も18日まで売り続ける。
「年賀状は松の内に」という常識を変えるほどの戦略転換で、民営化初年度の販促活動に躍起になっている。
ライブドアより引用


